「FIA アジアパシフィックラリー Round.4 ラリー北海道」参戦報告

 ドライバー   田口 盛一郎
 コ・ドライバー 池田 茂

 2009年7月10日〜12日、北海道の帯広を中心とした十勝地方にて、2009年FIAアジア
 パシフィック選手権(APRC)第4戦「ラリー北海道」が開催され、チェリッシュラリーチーム
 (Dr.田口盛一郎 CoDr.池田茂)は、総合6位(プライベータートップ)の成績を納める事が
 出来ました。

 「ラリー北海道」は総走行距離994.33Km(内SS18箇所 230.5Km)で争われる国際格式
 のラリーです。
 コースは昨年同様、帯広、十勝地方に広がるグラベルロードが舞台となり、道幅の狭い
 高速グラベル林道が多く、路面も砂利質でわだちも出来やすく、ラリー本番前に降った
 雨により、路面状況の悪化が予想され例年以上の過酷さが予想されました。

 10日18時30分からのセレモニースタートの頃には雨も上がり、いよいよSS1のスタート
 です。
 SS1は帯広の北愛国広場内の特設ステージで、ギャラリーも多く1.2Kmのショートステ
 ージながら思わず力が入りすぎて、いきなり1コーナーからオーバーランで幕をあけたの
 です。

 SS1の結果は 1:10.4 でゴール。13番手タイムとスロースタートでした。
 翌日のDay1のSS2(陸別サーキット林道コース)からが本格的な林道ラリーとなりSS3
 (28.75Km)は16:32.5で総合8位。SS4(24.81Km)総合8位。
 SS5(2.73Km 陸別サーキット)総合7位でセクション1が終了しリモートサービスです。

 我々のランサーエボリューション \は快調そのもので何のトラブルも無く、サービスで
 はタイヤ交換のサービスを受けセクション2に向かってスタートしました。
 セクション1は92%で、ほぼ全開走行をしたところ、前を走る勝田選手と21.1秒差で終
 えました。

 ここで勝田選手を追い上げるのか、この位置をキープするのか難しい選択を迫られた
 のですが、ここで無理をするよりは少しペースを落としこの位置をキープする選択に。

 セクション2、セクション3はセクション1のループなので、走るたびに轍も深くなり上位陣
 の炭山選手がリタイヤ、MRFのジル選手がリタイヤし、Day1のゴールでは総合6位まで
 順位を上げました。

 Day2は帯広周辺に設定された、10Km前後のショートステージを2回ループするコース
 です。我々はDay1よりもさらにペースを落とし、確実な完走を行う事に注力しました。

 最終SS18(帯広北愛国1.2Km)のステージはギャラリーも多くマキシマムアタックで、
 おじさんパワーをギャラリーに見てもらいました。

 このようなドキドキ、感動できるラリーに参加できたのも皆様の温かい応援・ご支援が
 あったからこそだと感謝しております。

 また、このラリーにご支援頂いた、TEIN様、アジップオイル様、ウインマックス様、
 横浜タイヤ様、帯広カータウン様、帯広三菱様、帯広ホテル光南様、いつもかっこいい
 ステッカーを作って頂いているNTS様、他協賛頂きました皆様ありがとうございました。